春の北アルプスの楽しみ方のひとつ「雪形」。見つけると楽しいけど、「なかなか探せな〜い!」って人も多いはず。
そこで今回は、探しやすい簡単な物をピックアップして紹介!ひとつ分るとどんどん楽しくなる!?


山の残雪と岩肌のコントラストによって描き出される模様のこと。雪解けが始る春先から、遅い物では7月頃に出現する雪形もあり、古くからその出現時期を農事暦として利用していたそうだよ。雪形には残雪の白が形を作る「ポジ型」と残雪に縁取られた黒い岩肌が形を成す「ネガ形」があるんだよ。

星座や月のウサギと同じで、雪形を見つけるのにはちょっとした想像力が必要(編集室の中でもなかなか見つけられない人が!)。でも、武田菱などは春には雪形でその山だと分るほど見つけやすくなる(真冬でも注意してみると分るよ。)ので、それによって五竜岳の位置を把握して、そこを基点に次々に探してみよう。同じく北にも見つけやすい「ニワトリ」の雪形が白馬乗鞍に出現する。こちらは神城方面からのほうが見つけやすく位置によっては手前の山で隠れてしまうので注意。

「代かき(*)」の時期を知らせる「代かき馬」はよく知られているが、それ以外にも農作業の時期を知らせる雪形は多い。なんと、「種まき爺さん」の雪形は白馬だけでも3ケ所。その他、白馬・小谷以外にも信州各地にあるそう。大町の「爺ヶ岳」はその雪形から名前がつけられているんだって。昔の人は、年によって違う春到来のスピードを、雪形を見る事によって雪の解け具合から正しく判断して日々の生活や農業に活かしていたんだね。
*代かき…水を張った田んぼに肥料をまいて、かき混ぜて平らに均す事。


春に出現する「代かき馬(しろかきうま)」が白馬岳の名前の由来だという説は、過去のラ・プラースでも何度か取りあげているけど、その田んぼの「代かき」の時期を知らせる馬が他にも出現する。それは小蓮華岳に表れる「仔馬」。名前の通り小さいけど、胴体部分が繋がる時期が微妙で、こちらの方が「代かき」のタイミングを測るのには適していたのでは?という説もあるのだとか。その他、ちょっと分かりにくいが、白馬岳の山頂付近に「雄馬」もいるよ。


今回はメジャーな物だけ紹介したけど、本当はまだまだいっぱいあるよ!  小蓮華岳の種まき爺さん・婆さん唐松岳の手斧(ちょうな)打ちなど

な〜んだ。雪形って要は想像力の問題。ということは・・・もっとたくさん何かの形の見える場所があるかも!ということで、山を見ていろいろ探してきたよ♪


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