『日本百名山』(にほんひゃくめいざん)
深田久弥の書いた山岳随筆。その中には深田久弥が選出した、「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1,500m以上の山・百山が紹介されている。
初刊は1964年に新潮社から出版されたそう。
五竜岳
五竜岳(ごりゅうだけ)は、北アルプスにある標高2,814mの山。富山県黒部市と長野県大町市にまたがる。最短登山ルートは白馬五竜テレキャビンから登るルート。大きな山で、白馬や大町、黒部側など様々な角度から美しく見える山。
名前のロマンに…
五竜岳には残雪のシーズンになると菱形の雪型があらわれる。この雪型は「武田菱」とも呼ばれ、その形が戦国時代に土地の領主だった武田家の紋章に類似する所から「御菱(ごりょう)」と呼んだ。この「ごりょう」が「ごりゅう」に転訛したという説が有力だが、実は武田家の領地だったとされる大町からは武田菱は見えないんだとか!?山を眺めながら…はたまた登りながら…歴史ロマンに思いを馳せて見るのも一興。

登山時の見所・楽しみ所
白馬村より五竜岳に登るには概ね2つのルートがある。ひとつは「遠見尾根ルート」、そしてもうひとつが「八方尾根ルート」だ。どちらのルートも途中までゴンドラ等の交通手段が整備されていて比較的登りやすい。「遠見尾根ルート」は森林限界が高く、樹林帯が続くよ。「八方尾根ルート」は風が通り見通しがきくよ。くさり場などあるから注意してね。1泊して往路と復路でルートを変えるのがオススメなんだって。

こんな花に出会える
遠見尾根は樹林帯の様子が楽しめるよ。途中シャクナゲの花も。八方尾根は蛇紋岩が多く高山植物の多い場所。

五竜山荘まで…
ガイドの降旗さんだと…5時間
初心者さんだと…7時間ぐらい

※ガイドさんと一緒に行きましょう!
里から眺めよう!
比較的どこから見てもキレイに見える山だが、国道148号・JR大糸線より東、白馬駅周辺より北側から見るのが美しいそう。神城駅や道の駅など山へ近づき過ぎると、姿を隠してしまうよ。

やっぱり登ってみる?
健脚ならば日帰りも可能だが、一般的には1泊コースの山。ぜひ頂上でのご来光を。少しでも五竜岳へ近づきたい!けど本格登山は…と言う人は日帰りトレッキングで地蔵ケルンや小遠見山までチャレンジ。

五竜岳まで
1泊2日の本格登山装備が必要。初心者はぜひプロの山岳ガイドを頼ろう!
小遠見山まで
( 地蔵ケルンより約1時間半)
気軽なトレッキングで日帰り往復可。歩きやすいズボン&トレッキングシューズは必須。お弁当を持って行くと楽しいよ。
地蔵ケルンまで
展望リフト下り場からほんの数分で行けるので、普通の格好でOK。但し、ミニスカートや短パン、パンプス・サンダルなどは避けて。

頂上付近の気候
朝晩は10℃前後まで冷え込むので夏でもフリースや雨具を兼ねた、風を通さない上着などは必携。例年なら9月中旬には初雪が降るので、その時期に登るならばダウンジャケットなどの冬装備も持って行こう。
登山口までどう行く
車でももちろん行けるが、白馬駅など村内各所から、花三昧バス(2011/7/1〜8/31)でも。
(白馬五竜エスカルプラザ前下車)
★お問合せ…0261-72-7100(白馬村観光局)
五竜登山体験記9月に登山好きな友達と息投合し、女子2人で五竜〜唐松に行く事にした。行動食(お菓子)をいつもよりいっぱい持ち、いざ五竜テレキャビンに乗り込んだ私達。お天気はイマイチだったけど、軽い足取りで登り始めた。低葉木が茂っている道をぐんぐん進むと、思いのほか蒸し暑い。でも視界が開けているから、景色を見つつ、おしゃべりしつつ登った。西遠見を過ぎた辺りから急坂に。遠くに見える五竜岳を目指し頑張る。五竜山荘に着いて荷物を置き、五竜岳を目指す。途中岩登りの場所もあったけど、頂上登頂!!やっぱり頂上は気持ちがいい〜♪五竜山荘で1泊し稜線(鎖場などがあり結構ドキドキ)を通り唐松へ下山。日常とまったく違う体験で、心がとってもリフレッシュしました。
白馬五竜テレキャビンの情報はこちら
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白馬岳
長野県白馬村と富山県黒部市とにまたがり、中部山岳国立公園内にある標高2,932mの山。「花の白馬」と呼ばれ、高山植物の宝庫。
名前のロマンに…
春、雪解けの頃になると白馬岳の岩の一部が露出し黒い馬の雪形が現れる。古くから土地の人達は、この馬の雪型が現れる頃に田んぼの「代掻き(しろかき)」をする、農事暦として利用していたそう。このことから代掻き馬の出る山→代馬岳となり、そして、明治に入り国土地図が作成される際、土地の人が「しろうま」と言ったものが、誤って「白馬」と記載された、という説が有力。
 また、“はくば”の記述が出てくるもっとも古いものは江戸末期頃の山回り役人の日記で、文化人による初登頂(明治16年)の際の日記などにも“はくば”の記載があるため、元々「はくば」と呼ばれていたとする説もあるそう。「白馬岳」は、土地の猟師や、薬草・イオウを取る人などが古くから入山してきた山。だから、いろいろな説があるんだね。ちなみにガイドの降籏さんは「はくば」と呼んでいるんだって。

里から眺めよう!
白馬岳単体での山姿というよりは、白馬鑓ヶ岳、杓子岳とあわせた「白馬三山」の眺めが有名。多くの人がイメージする白馬らしい「白馬」といえば、白馬駅周辺や国道148号・JR大糸線より東側の山からの眺め。

登山時の見所・楽しみ所
高山植物の宝庫なので、ゆとりを持ったスケジュールで、花を見ながら登ろう。簡単な図鑑などを持って行くと◎

こんな花に出会える
「花の白馬」と呼ばれるだけあって、コマクサなど、出会える高山植物の種類も量も豊富。大雪渓より下では里の花が多いよ。
頂上付近の気候
朝晩は10℃前後まで冷え込むので夏でもフリースや雨具を兼ねた、風を通さない上着などは必携。例年なら9月中旬には初雪が降るので、その時期に登るならばダウンジャケットなどの冬装備も持って行こう。
登山口までどう行く
猿倉登山口へは車もしくは白馬駅からの路線バスで。(猿倉で下車)(2011/7/16〜8/28の毎日、9/3〜10/10の土日)
★問合せ…0261-72-3155(アルピコ交通(株)白馬営業所)
やっぱり登ってみる?
大雪渓から登るコースは、時間も短く比較的登りやすいが、雪の上は滑りやすいのでアイゼンやストックなどの準備を。下山は栂池方面へ下るルートや、鑓温泉経由のルートが一般的。八方尾根へ下るルートも魅力的。初心者はぜひプロの山岳ガイドを頼ろう!

栂池自然園へ下山
1泊コースの登山だが、折角「栂池自然園」へ下るならば、もう1泊してゆったり自然園を楽しんでは?
鑓温泉経由で下山
こちらも、距離的には1泊コースの登山だが、鑓温泉でぜひもう1泊。標高約2,100mの天然温泉だ。
八方尾根へ下山

三山を縦走し、不帰の嶮(かえらずのけん)を通る本格的なルート。さらに足を伸ばして五竜へ下っても。

頂上まで…
ガイドの降旗さんだと…4時間半
初心者さんだと…6時間ぐらい

※ガイドさんと一緒に行きましょう!
白馬岳登山体験記白馬村民になる前、宿でのバイト時代、こんなに山が近いんだから山登りしようとバイト仲間と決意。長野まで登山靴を買いに行き、いざ出発!!猿倉までの始発バスに乗った。登山とは朝早くに出発するものと知らなかったので、朝5時発はつらかった〜(汗)。歩き始めたらすぐに疲れちゃったけど、だんだん緑の中が気持ち良くなって頑張れた。白馬尻まで森の中の登山道を周りも見ず登ったら、目の前に大雪渓がど〜んと現れた。ひんやりとした空気が気持ちよく、初めて見る雪渓に感動。いざアイゼンを着けて雪渓を歩き始める。涼しくて気持ちがいいけどなんだか歩きづらい。なので慎重に登った。雪渓を過ぎると急な登り。岩に手をつきながら息をきらして登った。(おしゃべりしながら登れば楽しかったんだけど、登山初心者の私は頂上を目指して一直線。もっと楽しめたのにと今は思う。)お花畑を過ぎると頂上宿舎が見え、次に白馬山荘。そして山頂へ!!山頂は意外と狭く、風が強い。荒々しい雰囲気が「北アルプス」を登った!!って感じ。なんだかすごい事をした気になり、かなりの満足度があった。この日は日帰りだったので大急ぎで猿倉まで下りたけど、白馬岳に1泊して、違うルートで下りれば良かったなぁ。でも大満足の1日だった♪

八方尾根ゴンドラ情報はこちら

栂池パノラマウェイ情報は
こちら
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雨飾山
長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川市にまたがる、標高1,963mの山。山頂からは360度見渡すことができ、遠く日本海をのぞむことも出来る。北アルプスを見るのにも◎。
やっぱり登ってみる?
頂上への道は3方向から。ひとつは小谷温泉からで、もう一つは糸魚川方面から。そして3つ目は平岩・大網から登る道だ。山小屋などは登山口にしかないため、日帰りの登山になるが、時間はしっかりかかるので、早朝出発して余裕を持って下山できるようにしたい。登山口への交通の便があまり充実しておらず、基本は「登った道を下る」山だが、車の回送などを工夫すれば、他の方向へ下ることも。温泉やキャンプ場もあるので前泊・後泊も可能。
小谷温泉ルート
一番新しく人気もあるルート。登山口には雨飾キャンプ場や、少し下ると小谷温泉も。
糸魚川・梶山ルート
山頂へのルートのうち一番古いとされる道。登山口には雨飾山荘という山荘がある。
平岩・大網ルート
登山口には5〜6台の駐車スペースが。入山する人が少ないので自然が楽しめるそう。

頂上まで…
ガイドの降旗さんだと…3時間ぐらい
          帰りは2時間ぐらい
初心者さんだと…5時間ぐらい
          帰りは3時間ぐらい

※ガイドさんと一緒に行きましょう!

登山口までどう行く
小谷温泉ルートで登る場合、栂池高原や南小谷駅など、小谷村各所から小谷村営バスで。(雨飾高原で下車)
★お問合せ…0261−82−2001
              (小谷村観光振興課)
雨飾登山体験記「日帰りで行けるらしいよ」気軽な気持ちで挑戦した初登山が、なんと「雨飾山」。今考えるとなんと無鉄砲な…若気の至り?! 歩き始めは森の中。登山というよりはトレッキング気分。荒菅沢を越えると急な岩場や梯子などもある場所が。息をきらしながら、なんとか登る。と、突然目の前が開けて…「す、すごい」雨飾ステキ〜〜〜!初登山なのに、天気にも恵まれ、いい体験が出来たのを覚えています。ただ、山頂で気分が高まりすぎて、平常心をなくし、来た道じゃない道を下り始め…なぜかたどり着いた先は新潟・糸魚川。時は夕刻。車もない…。雨飾山荘の方に休ませて頂き、知人に迎えに来てもらい、周り中に迷惑かけまくってなんとか帰宅したのでした…。
山のプロ電話帳 できれば頼りたい「山のプロ」

【山案内人組合】
北アルプスの山を知り尽くした地元の『山案内人』。
ツアーに参加しないのなら、まずこちらに連絡してみよう


■小谷村山案内人組合 090-3312-1069(事務局・清)
  http://www.valley.ne.jp/~mt-otari/
■白馬山案内人組合 090-8723-7891(事務局・清水)
  http://hakubaguide.com/


【山のツアーを利用して安全に】
■北アルプスアルパインガイドクラブ 0261-82-2246
   http://www.valley.ne.jp/~nabesan/gaidokurabu.htm/
   小谷村の山案内人がガイドしてくれるよ。 
■〔株〕リトル・アドベンチャー 0261-72-5594
   http://www.little-adventure.co.jp/
   白馬山麓のコースは2泊3日のコースあり。
   白馬三山縦走と鑓温泉、五竜岳・唐松岳他。
■ブルークリフ 0261-72-8557(滝本)
   http://bluecliff.jp
   好きなプランで個人ガイドが可能。
   MTBやクライミングのツアーも催行しているよ。
■エヴァーグリーン・アウトドアーセンター 0261-72-5150
   http://www.evergreen-outdoors.com/
   日本人と外国人のスタッフが、要望にあわせてツアーを組んでくれるよ。
名前のロマンに…
古書には、天錺や両粧と書かれているものも。新潟県・大野あたりから見た時に、山頂である2つのコブが近くの山の上に乗って見えることから名付けられたそう。
また、雨飾山の山頂部には雨乞いのための祭壇があるという説や、雨や霧の多い山だからという説もあるそうだよ。昔は「あまかざりやま」と呼ぶほかに「あらすげやま」とも呼ばれていたそう。登山者にとっては、ちょっと残念な“雨”だけど、この「あまかざり」の魅力的な名前に惹かれてこの山に登る人も多いそう。

里から眺めよう!
白馬村からよく見える山。とくにR148号沿い松川橋辺りから見る雨飾山がキレイ。
登山時の
見所・楽しみ所

下の方は樹林帯だが、抜けると「笹平」という丈の低い植物が茂る平に出る。途中岩場など急な所も何箇所かあるが、一気に目の前が開けたときの感動はひとしお。

こんな花に出会える
花ではないがヤマブドウが多い。土地の方言で「山ぶんど」。

頂上付近の気候
風があると冷え込むので、フリースや、雨具を兼ねたウインドブレーカーは必携。10月初旬には初雪が降ることも。
白馬山案内人組合組合長
(社)日本山岳ガイド協会副会長

降籏義道さん